デビットカードの歴史

◆J-Debitの設立

  日本におけるデビットカードの歴史は2000年3月のジェイデビット(J-Debit)による本格的サービスから始まります。2006年現では参加している金融機関は1,700を超え2005年度の取引金額は8,000億円となっています。
 基本的にはキャッシュカードがデビットカードの機能を持つため、新たにデビットカードというカードを作る必要はありません。日本での展開の問題は利用できる加盟店をどうやって増やすか問題でした。

◆J-Debitの課題

 現在加盟店は全国25万店舗となっていますが、下記のリンクからあなたの地域の加盟店を調べてみてください。  J-Debit加盟店
 どうでしたか?意外と少ないという印象を持った方が多いのではないでしょうか。ちなみにクレジットカードのVISA加盟店数は10倍以上の約300万店となっていますので、加盟店数の増加がまだ課題として残っていることがおわかりでしょう。

 加盟店が思ったほど増加していないのは加盟店側のメリットがあまりないことが考えられます。クレジットカードの場合は加盟店手数料はある程度高いのですが、それ以上に顧客の単価が高くなるため加盟店のメリットがあるのです。
 しかし、デビットカードは預金残高の範囲内での利用となるため、どうしても平均利用額はクレジットカードに比べて低くなってしまいます。加盟店にとってのメリットを改善しない限り、劇的に加盟店数を増加させることは難しいのではないでしょうか。 

 J-Debitの端末機ではクレジットカードも利用ができます。デビットカードを利用する場合には暗証番号がを入力する必要があります。そのため暗証番号を第三者に知られてしまう危険性があるのもデメリットのひとつになります。

◆VISAデビットカード登場
 これらJ-Debitの弱点をカバーするデビットカードが発行されています。VISAと提携したVISAデビットカードがそれで、2006年1月にスルガ銀行が始めて発行し、イーバンク銀行や日興証券でも発行されています。VISAと提携しているため全世界のVISA加盟店で利用でき、海外利用ではVISAが使えるATMから現地有価で引き出せるというメリットもあります。イーバンクが発行するマネーカードでは最大1%のキャッシュバックサービスもあり、今後のデビットカードの主流となりそうです。

デビットカードのまとめ

・デビットカードは基本的には銀行のキャッシュカード。デビットカードの加盟店でショッピング利用ができ、リアルタイムで口座から引き落としがされる。J-Debitは独自の加盟店を開拓しているが、VISAと提携したVISAデビットカードは世界中のVISA加盟店で利用ができる。

・日本でVISAデビットカードを発行しているのはスルガ銀行、楽天銀行、日興コーディアル証券、ジャパンネット銀行などで、ネットバンク系が多い。最初の発行開始は2005年のスルガ銀行。

・デビットカードは自分の口座にあるお金の範囲内で利用するのでクレジットカードのように審査は必要ない。基本的には口座を持っていれば誰でも利用できるが、年齢は15または16歳以上に設定されている場合が多い。ただし高校生でも利用が可能。
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